日本の実力派俳優・高橋一生が、8月15日より台湾で公開される主演映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』のプロモーションのため、渡辺一貴監督と共に、2年ぶりに再び台湾を訪れました。高橋一生さんは記者会見にメガネ姿で登場し、岸辺露伴役を演じて6年目となる心境を語りました。
渡辺一貴監督:2年ぶりに台湾にまた来ることができまして、本当に嬉しく思ってます。前回以上に温かく皆さんに迎えていただいてとても楽しい旅行になっております。本日はよろしくお願いいたします。
高橋一生:2年ぶりに台湾に、温かい方たちにお招きいただきまして、心から嬉しく思っております。本日よろしくお願いいたします。
高橋一生:十分にね、去年も撮影に台湾に来させてもらってるんですけれど、そこでお気に入りの店をこちらの友人に紹介していただいて、よく言ってるので、もう十分に台湾の食事はおいしく堪能させていただいております。
渡辺一貴監督:「美しいだけじゃない、あちこちに死の影が落ちている」というセリフに象徴されるように、世界遺産で皆さんよく知ってる町だと思うんですけれども、有名な観光地から少し離れてたところとか、足を少し踏み入れたところには、昔のペストで苦しんだ時代の名残が残っていたりとか、影の部分がいくつも発見することができて、そういうところはヴェネツィアの中でもフィーチャーして、撮影に活かしていけたら、露伴の世界にとても合うんじゃないかなと思って、準備をして撮っておりました。
高橋一生:自分の信念を曲げずに、探求して行くっていうところが、やっぱり僕にとっても非常に刺激なっている人間像だと思っています。6年間、僕の中ではゆるぎないものになっているかなと、6年間ずっと露伴先生に教えてもらってる感じはありますね。
渡辺一貴監督:最初の2020年の第1作から基本的には何も変えていなくて、一つ一つ荒木先生の原作のストーリーがとても個性的で、完成度が高いので、じっくりと取り組んでにいくことをやっていて、撮影の仕方だったり、一生さんとのやりとりだったりっていうことは変わっていないですね。
高橋一生:それもですね、さっき渡辺一貴さんがおっしゃった通りあまり2020年からの演出の変わりがないので、これまで通り露伴が取り組んでるって感覚の方が強いかもしれないですね。
高橋一生:日本語で喋っていいかなと思って、イタリア語にして貰ったくらいだったので、たまにもう少し喋ってもいいのになと思ったのが正直なところですね。なので、実際セリフは加えていただいて、実際日本語で長く喋るところだったんですけど、それも全部イタリア語に直してもらえないかっていうお願いを一貴さんにして、OKいただけたので、そのままイタリア語で長く喋ることになったんですけど、本当に自業自得だったと思います。
高橋一生:いや、難しくなかったですね。実際先生付いてくださったし、何度か練習する機会が設けさせていただいたのと、あとはイタリアの現地のスタッフさんにこれで本当に発音あってるかどうかを聞きながらやっていたので、そのあたりは全く難しくことはありませんでした。
高橋一生:ラストの方でサン・ロッコ教会の分教みたいなところに行くんですね、(ちょっと離れたところに行くんですけど、それは見ていただけたらわかるんですけど、)そこの歴史の堆積というか、積み重なって出来上がっていったこの空間でお芝居ができること自体が、僕にとってはすごく感慨深いところでもありましたし、実際のシーンとしても、話がまとまっていくところでもあるので、その場所でお芝居をさせていただいたことっていうのは、とても印象に残ってましたし、監督にも聞いたんですけど、僕がある場所に立っているんですけど、左側と右側で「ペスト前」と「ペスト後」の軌跡が描かれているんですけど、そこを真ん中分けるようにして露伴が立ってお芝居するっていうことを聞いて、一貴さんとちょっとお話しをして、これはもしかしたらすごく象徴的なものになるのかもしれないっていう話をして、そこで撮影をさせていただいたので、とても印象深ったなと思っています。
渡辺一貴監督:一番最初に原作を読んだ時から『懺悔室』のポップコーンバトルのところを映像化するなんても夢にも思ってなくて、これは絶対もう実現不可能だという風に思っていたので、まさか露伴シリーズ6年目でこの一番最難関のエピソードに取り組めるとは思ってもいなかったんですけど、鳩をどうするのとか、ポップコーンどうするのかとか、あと浮浪者の舌の音量とかをどうするのかとか、こう色々とクリアしなければならない課題がいっぱいあったんですけれど、最終的にはみんなで知恵を出し合って、なんとか乗り越えれたかなと思っています。今でもちょっとこう完成できたのはちょっと信じられないぐらい、あの難易度だったなと思います。
渡辺一貴監督:まだ具体的に決まってはないですけど…台湾に行きたいです。
渡辺一貴監督:前回の『ルーヴルへ行く』フランスが舞台だった物語から、今回はイタリアが舞台の新しい形となりました。前回にも増して、露伴先生の活躍もありますし、オールヴェネツィアロケということで、いろいろ風景も楽しんでいただけると思います。皆さんぜひ応援して頂ければと思います。よろしくお願いいたします。
高橋一生:僕はもう6年間一貴さんと一緒にやらせていただいて、このチームでやらせていただいて来ましたけれど、作品に対する思いってのはもう最初から変わっていなくてですね。いろいろな映画があって、いろいろな作品があって、いろいろな作風があることは、とてもいい事だと思っております。
それを前提になんですけれど、この映画は大きなアクションがあるわけでもないですし、ストーリーの大きな転換があるわけでもないと思っています。ただ物語の中には原作の荒木飛呂彦先生が大事にしていた人間讃歌という物が、こまかく一人一人の人間に入れ込まれて、刻み込まれていると思います。
それを制作のチーム、作品を作っているスタッフ、キャストも含めて、十分に理解した上で再現してるような作品になっていると思います。そこに大きな一つの答えを無理やり導いていくような作りではなくて、見た人、見た人が感じられるものっていうのがそれぞれにあると思います。
こういう作品って、なかなか昨今、難しくなってきているのかもしれないですけど、これをやり続けていることと、多くの人達、台湾の人達も温かく迎え入れてもらっていて、2作目もこうして、前回より早くですね、ルーブルの台湾公開よりも早く良い反応して頂けたことっていうのは、やり応えと手応え、どこかで感じでいて、これからも続けていくためには皆さんの温かい応援が必要なんじゃないかなと思ったりもしております。
この作品も非常に自信がある作品になっているので、ぜひよかったら皆さん観に来ていただけること思っております。よろしくお願いいたします。
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*取材: Heidi、Tilda|文 : Shinon、Anita