シンガーソングライター・tuki.が、4月4日(土)と5日(日)に台北アリーナで「tuki. 1st ASIA TOUR 2026 in TAIPEI」を開催した。2日間で約2万3000人のファンを動員し、会場を埋め尽くす盛況ぶりで、自身初の海外公演を大成功に収めた。

台北公演は静寂に包まれた暗闇の中で幕を開けた。紗幕がゆっくりと下りると、巨大な満月の映像を背に、tuki.はピアノの前に座り弾き語りを披露。ミステリアスな存在感を保ちながらも、透明感がありながら力強い歌声が響き渡ると、その神秘性がかえって音楽そのものへの没入感を高めていた。さらに、バンドメンバーが中国語で挨拶を行い、言葉の壁を越えた親近感がステージと客席の距離を一気に縮めた。

ライブ中盤では『ひゅるりらぱっぱ』を披露し、会場は一転して巨大なパーティー空間に。観客は一斉に立ち上がり、リズムに合わせて踊りながら盛り上がり、tuki.の音楽が心を癒やすだけでなく、純粋な楽しさを引き出す力を持っていることを強く印象づけた。
中盤のMCでは、事前に練習した中国語で「みなさん、こんにちは。tuki.です!最後まで一緒に楽しんでください!」(大家好我是tuki.!請一起享受到最後!)と挨拶し、その愛らしくも誠意あふれる言葉で一気に台湾のファンとの距離を縮めた。また、今回の台湾滞在中に小籠包や臭豆腐を味わったことを明かし、「とてもおいしかった」とコメント。特に賛否が分かれる臭豆腐にも果敢に挑戦し、気に入った様子は、現地文化への積極的な姿勢として観客の共感を呼び、会場は温かい雰囲気に包まれた。

その後は、表現力豊かで力強い歌声で観客を魅了し、会場全体を彼女ならではの世界観へと引き込んだ。本公演では『地獄恋文』『サクラキミワタシ』『ストレンジャーズ』『ギルティ』『人生讃歌』などの人気曲を次々と披露し、青春や孤独、感情の葛藤を繊細に表現。ストリーミング再生数7億回を突破した代表曲「晩餐歌」のイントロが流れると、会場は大歓声と拍手に包まれ、観客は一体となって楽曲の世界に没入した。

今回の公演はtuki.にとっても大きな節目となった。初の海外単独公演で台北アリーナ2公演を完売させた17歳のtuki.は、音楽の力で言語や文化の壁を越え、台湾のファンと深い絆を築いた。観客の熱い声援に応え、「また必ず戻ってきます」と再訪を約束し、感動に満ちたステージを締めくくった。
文:Justin|写真提供:BIG ART

