映画『汝、星のごとく』の台湾公開を記念し、主演の横浜流星、広瀬すず、藤井道人監督が10月17日に台北で舞台挨拶に登壇。
イベントに先立ち、3人は台湾メディアのインタビューに応じ、映画について語った。
横浜:皆様初めまして、『汝、星のごとく』青埜櫂を演じました、横浜流星と申します。昨日台湾で公開されたということで、作品が1人でも多くの方々に届けば嬉しいです。よろしくお願いいたします。
広瀬: 井上暁海を演じさせていただきました、広瀬すずです。ええ、台湾でこうして、『汝、星のごとく』をお届けられることができて、とても嬉しく思います。本日はありがとうございます。
藤井:大家好、我是藤井道人、請多多指教。(日本語訳:皆さんこんにちは、藤井道人です。よろしくお願いいたします。)僕にとってのとても大切な台湾という場所で、『汝、星のごとく』という作品と横浜流星、広瀬すずさんと一緒に帰ってこれたこと、本当に光栄に思います。昨日から上映が始まってるということですが、たくさんの人に届いていただければなと思っております。今日よろしくお願いします。
横浜:自分は『汝、星のごとく』という原作に感銘を受けて、心が救われて、凪良先生に手紙を送り、藤井監督にこの作品を託したんです。 恋愛が軸ではあるんですけれども、人生の話で、田舎特有の人間関係だったり、ヤングケアラー、親ガチャ、女性の援助だったり人物、そしてLGBTQ、たくさんの要素がこの作品に含まれているところには、たくさんの方々に届くものがあるのではないかなと思いましたし、今SNSとかそういうものも発達していて、他人の目を気にして正しさにとらわれて、生きている方々が多いと思います。
ただ、この作中に生きている人物たちは、正しさとか、常識に流されずに生きていて、その姿はきっと今を生きている人たちに光を照らせると思いましたし、自分もこの脚本原作を読んだ時もすごく背中を押されましたので、そんな部分はこれからご覧になる方々に届けば嬉しいなと思っております。
広瀬: 我々が見た櫂と暁海もそうですけど、男女であったりとか、そして親子の愛の形、いろんな形があって、その人なりの今できるこ最大の愛情だったりとか、その反発してしまう逆の形だったりとか、すごく人それぞれにいろんな愛の形のシルエットがあって、そこにすごく優しさだったりとか、残酷さだったりとか、美しさを感じて、とても演じてみたいなと素直に思いました。
藤井:僕は凪良先生の原作を読んだ時に本当にたくさんの美しい言葉と、そしてこの15年、横浜流星と広瀬すずが演じる海と櫂を取れるということ、非常に光栄したのを思えています。あと、凪良先生の本で僕が一番共感したのは、わからないということを受け入れるというか、やっぱりいろんな人の愛の形があって、いろんな生き方があって、そういうものをやっぱり否定するのではなく、しっかりと受け入れて、リスペクトをするというところがこの作品の根底にあるなと思って、そこを大事に撮りたいなと思いました。
横浜:櫂や暁海のような状況でもないですけど、自分は生まれたのは横浜なんですけど、育ったのは埼玉。埼玉から東京に出ることはありました。自由というものは手に入りますが金銭的に自立というか、そこに立ち向なわなきゃいけない。それであってこう親に感謝を抱くし、自分に足が立たなきゃいけない、精神的自立を果たすことはできたかなという風には思います。
広瀬:私は東京に出てきた側なので、学生時代だったりとか、自分の地元の田舎を思い出すと、あたたかさであったり、落ち着く、安心する場所ではあるけれども、そこへの退屈さというか、そういったものを感じながら過ごしていたことを、撮影で実際に今までの島に行かせてもらった時にすごく思い出して。でもやっぱり東京に出てくると、人であったりとか、情報の量であったりとか、すごく刺激的ではありましたけど、自分自身がどう存在してて、どこに存在しているのかがすごく掴むのに時間がかかった記憶も東京に来たばかりの頃にあって、そういったものは今作を通して、それを感じながら過ごしてきたつもりでいたんですが、お芝居を通して、暁海ちゃんとか櫂を通して、こういうことってあったなってすごく思い出しました。
藤井: 『汝、星のごとく』という中での櫂と暁海にとっての島から東京へ行くっていう選択ってのは、暁海はやっぱり母親のことができなかったんですけど、日本っていうのはすごく島国の中の、そして今回の映画の中の今治っていうのはさらにその中の島というか、そこから飛び出せば何かあるんじゃないかっていう希望を持ちながらも、櫂は出ていって、暁海は出ていけなかったんですけど、そういう心の距離っていうのは、少なからず日本の若い方々にも共通する部分があるんじゃないのかなと思うのと、僕は基本的にずっと東京でいたので、東京の地元を出たっていうのはあるんですけど、基本的には自分が育った街にずっといながら今の生活しています。
映画『汝、星のごとく』は10月16日より台湾で公開中。横浜流星、広瀬すず、藤井道人監督は17日(土)と18日(日)の2日間にわたり、全5回の舞台挨拶付き上映会に登壇する予定。
記者会見の動画もぜひご覧ください。
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