近年、多くの日本人アーティストが台湾でコンサートやファンミーティングを開催しています。観光のついでにライブに行ってみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。本記事では、台湾でよく利用されている5つのチケット販売サイトをご紹介し、チケットの購入方法や受け取り方法について分かりやすく解説します。
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1. ibon
台湾の7-11のチケットシステムは、日本の「ローチケ」に似ており、7-11の店舗に設置されている端末やオンラインを通じてチケットを購入することができます。インターネットで予約し、店舗の「ibon」端末でチケットを発券することも可能です。
日本のアーティストの公演では、チケット購入ページに日本語で詳しい購入手順や注意事項が記載されていることが多く、とても親切です。
また、実名制のコンサートの場合、外国人がチケットを購入する際には、パスポートと同一の英語表記の氏名およびパスポート番号を入力する必要があります。当日は必ずパスポートの原本を持参し、本人確認とチケット情報の照合が行われ、問題がなければ入場が許可されます。
さらに、一部のファンミーティングでは、特典付きチケットを追加購入できる場合があります。ただし、1人1セットまでといった購入制限があるほか、チケット番号や携帯電話番号の入力が必要な場合もあります。

- 公式サイト:https://ticket.ibon.com.tw/Index/entertainment
- チケット購入の流れ:https://www.ibon.com.tw/steps/1140524_02.html
- 発売したイベント:EXILE 1st Fan Meeting 、町田啓太Fan Meeting、PSYCHIC FEVER First Fan Meeting、BALLISTIK BOYZ LIVE 2025 in TAIPEI
2. KKTIX
KKTIXは日本人にとって非常に使いやすいサイトで、チケット購入ページが日本語に対応している公演もあります。ただし、事前の会員登録が必須で、メール認証とSMS認証(日本の携帯番号も可)を両方完了する必要があります。販売直前に登録を行うと、認証手続きに手間取ってしまい、購入のチャンスを逃す可能性があるので注意が必要です。
また、実名制のコンサートの場合は、あらかじめ会員情報に氏名やパスポート番号などの必要情報を正しく入力しておくことをおすすめします。購入時にシステムが自動的に本人情報をチケットに反映してくれるため、入力に時間を取られて座席選択のタイミングを逃す心配がありません。
- 公式サイト:https://kktix.com/
- チケット購入の流れ:https://kktix.com/user_guide_index?locale=ja
- 発売したイベント:藤井風、THE RAMPAGE LIVE TOUR 2025、BUDDiiS
3. 拓元(tixcraft)
このチケット販売サイトは台湾でも最大手であり、システムの安定性が抜群です。数十万人が同時にアクセスしてもサーバーがダウンしにくく、非常に信頼されています。
どのアーティストの公演であっても必ず実名制での購入が必要となるため、事前の会員登録は必須です。特に注意すべき点は、チケット販売の24時間以上前に携帯電話の認証を完了しておく必要があることです。認証を済ませてから25時間が経過しないと、本番の購入には進めません。
公式サイトには日本語の言語選択もありますが、個別の公演ページに進むと、注意事項などの重要なお知らせは中国語と英語のみで、日本語には対応していません。そのため、内容を理解するにはChatGPTなどを使って翻訳する必要があります。
- 公式サイト:https://tixcraft.com/
- 発売したイベント:米津玄師、SUPER EIGHT(関ジャニ∞)、JO1


登録ページ


実際購入の流れ:

チケット購入時には「おまかせで購入」と「座席を選んで購入」の2種類の方法があります。人気の高いコンサートでは、「おまかせで購入」を選ぶのがおすすめです。座席を選ぶ時間を短縮できるため、チケットが取りやすく、少なくともチケットを確保できる可能性が高くなります。


支払い方法を選ぶ際に、「紙チケット」か「電子チケット」を選択する必要があります。紙チケットを選んだ場合は、7-11のibon端末で発券することになります。
また、購入手続き中に表示される確認ボタンは10分以内に押さなければなりません。時間内に確定しないと、選んだチケットが無効になってしまうので注意が必要です。


4. 寬宏售票(kham)
台湾最大級のイベント主催会社であり、主催とチケット販売の両方を自社で行っている数少ない企業のひとつです。ただし、チケット購入ページは日本語に対応していないため、やや不便に感じるかもしれません。
チケットの受け取り方法としては、OKマートの「OK-go」端末、Hi-Life(萊爾富)の「Life-ET」端末で「寬宏」を選んで発券するか、または公演当日に会場でチケットを受け取ることも可能です。スマートフォンで購入した場合は、電子チケットとしてそのまま入場することもできます。
- 公式サイト:https://kham.com.tw/application/utk01/UTK0101_03.aspx
- 発売したイベント:Official髭男dism、Ado、ANISAMA WORLD 2025 in TAOYUAN
登録方法:画面右上の人型アイコンをクリックし、登録情報を入力してください。

赤枠で囲まれた部分(領収書の有無や障がい者かどうかの質問)は、入力しなくても問題ありません。

チケット購入の流れ:
「我要購票」(チケットを購入する)をクリック

「立即訂票」(今すぐ予約する)をクリック


「原價」(正規料金)のチケットを選び、枚数を指定してください。

購入内容の確認と受け取り方法の選択


情報確認画面の一番下にある「使用文化幣」(文化コインを使用する)は、チェックしないでください。

画面中央の「結帳去」(お会計へ進む)ボタンを押すと、クレジットカード決済画面に進みます。

5. Ticket Plus
最近非常に人気のあるチケット販売システムで、多くのコンサートが日本と同じ「抽選制」を採用しています。ただし、優先的に抽選できるのは主に台湾在住者が対象です。購入後のチケットはibon端末で受け取ることが多いです。
ウェブサイトには日本語ページがあり、とても分かりやすく便利です。
- 公式サイト : https://ticketplus.com.tw/
- 発売したイベント:浪花男子、宇多田光、Ado、優里




チケット購入の流れは非常にわかりやすく、日本語での説明も充実しています。ただし、最後の支払い画面では中国語のページに切り替わるので注意が必要です。

座席は自分で選ぶことも、コンピューターにおまかせすることもできます。




クレジットカードを選択すると、別の中国語のウィンドウが表示され、そこでカード情報を入力する必要があります。

多くのチケット販売システムでは、一定時間ごとに「キャンセルチケットの再放出」(いわゆる“清票”)を行っています。これは、選択されたものの未決済のチケットや、キャンセルされたチケットが再度購入可能になる仕組みです。
そのため、希望のチケットが購入できなかった場合でも、あきらめずにページをこまめに更新して空席が出ていないか確認することをおすすめします。
キャンセルチケットの再放出のタイミングはシステムによって異なり、30分ごと、1時間ごと、または1日1回などさまざまです。主催者からの案内や告知をよく確認してください。
チケットの発券方法
多くのシステムはオンライン決済後、7-11の「ibon」端末でチケットを発券する流れになっています。実際に台湾に到着してから、7-11でどのようにチケットを受け取るのか、不安に感じる方も多いと思います。ここでは、完全な発券手順をご紹介します。
まずは、「チケット購入/受け取り/予約」などのメニューを選択します。

チケット販売システムを選び、利用するシステムを選択してから、受け取り方法を選びます。



購入時に使用した携帯電話番号と受け取りコードを入力します。

チケット情報を確認します。

QRコードをプリントし、レジでスタッフに見せてチケットを発券してもらい、完了です!

チケットの発券方法の説明 : https://www.ibon.com.tw/steps/event/event.html
台湾のコンサートチケット購入は、はじめは少し複雑に感じるかもしれませんが、今回紹介したポイントを押さえれば、スムーズに購入・受け取りができます。日本語対応のページや便利なコンビニ発券システムを活用して、ぜひ台湾でのライブを思いっきり楽しんでくださいね。皆さんが無事にチケットをゲットして、コンサートを楽しめますように!


