男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」は、増子敦貴、西澤呈、雨宮翔、西本茉生、金谷鞠杏、小池龍暉、宇井優良梨の7人で構成されています。ダンス&ボーカルグループ育成プロジェクト「a-genic PROJECT」を経て正式メンバーが選ばれ、2019年に結成し、2020年5月27日にデビューを果たしました。
増子敦貴はドラマ「体感予報」や舞台「千と千尋の神隠し」に出演し、西澤呈は「JOE」という芸名でソロ活動を行い、宇井優良梨はモデルとしても活動するなど、メンバーたちはそれぞれ異なる分野で活躍しています。
2025年2月5日には最新アルバム『if』を発売しました。このアルバムはGENICの音楽を通じて、ココロオドル「もしも」の世界を共に楽しむことをテーマにしており、男女7人組ならではの幅広いエンターテイメント要素が詰め込まれた作品となっています。
今回、観星台では最新アルバムのコンセプトや制作の裏話についてインタビューを行いました。
Q : このアルバムを一言で表すと、どんな言葉になりますか?
金谷鞠杏:「空想」です。
今回のアルバム「if」は、“もしもGENICが◯◯だったら”という、ココロオドルもしもの世界をテーマに私達だから魅せられる振り幅や表現を詰め込んだ一作になっています。
この世にある大体のものは空想の世界から始まり、その人それぞれが持っているツールを通じて、作品が生み出されていると思っています。
頭の中だからこそイメージできたり、言語化は難しくてもパフォーマンスでなら伝えられる、そこに音楽の魅力があり、グループでやることでより輝くのかなと個人的に感じているのでこの言葉を選びました。
Q : アルバムのテーマ「if」には“もう一つの可能性”という意味が込められていますが、もし皆さんがアーティストになっていなかったら、どんな人生を送っていたと思いますか?
増子敦貴:リアルにお答えすると、、自分で道を切り開く自営業などの職業をしていたと思います。自分で何かをプロデュースするようなことは好きなので。あとは、海外には旅行や仕事絡みでたくさん関わりを持つことはしていたと思います。
Q:今回のアルバムではメンバーが多くの楽曲制作に関わっていますが、メンバー間での役割分担はどのように行われましたか?
小池竜暉:作詞の役割分担で言うと、同じテーマの中でそれぞれがフルで歌詞を書いて、その中からワードをチョイスしていくコライト(Co-Write)スタイルでした。共通意識の中でのコライト(Co-Write)なので、美味しい歌詞になりやすいかなと思います。
Q : メンバーそれぞれにアルバムの中でのおすすめ曲を教えてください。また、その曲をおすすめする理由もぜひお聞かせください。
増子敦貴:『キスメットフレンズ』です。竜暉との2人でのユニットソングになっていて、親友ソングです。キャッチーメロディにココロオドルと思います
西澤呈:全部お勧めですが中でもやっぱり自分が作った曲には思い入れがあるので『アンストッパブル』です!この曲はとにかく今のGENICを通して思うことを書きました。
もうひとつステップ力を合わせて登っていかなければいけない状況で、自分達自身の背中を押せる曲になればと思います。そしていつか、過去の曲としてみた時に初心に戻れる曲になればと思います。
雨宮翔:『IT’S SHOWTIME』です!
この曲は作詞に参加させて頂いたんですけど、どこか懐かしさを感じる曲調で僕自身も好みの曲です!”予想を超えて裏切る”そんなテーマの曲ですので、僕らの更なる進化が問われる一曲になると思います!
西本茉生:『アンストッパブル』
今までのGENICにはなかったタイプのロック調の曲で、メロディも構成もどストライク。
金谷鞠杏:『Sorry not Sorry』
「完璧ワイフによる完璧な復讐計画」というドラマの主題歌もさせていただきました。
メンバーの呈くんが作詞した楽曲なのですが、ドラマとリンクしたワードに感銘を受けて、レコーディングもいつも以上に楽しく、すごくワクワクした思い出があるので大好きな一曲です。
小池竜暉:『Go on』シンプルに僕がとても好きな曲です。メロディが本当に綺麗です。歌詞も書かせて頂きましたが、歌っていて自分で涙しそうになります。
宇井優良梨:『Maison Genic』です!
理由は、近未来感のある質感の音が新鮮でかっこよく、でもどこかGENICらしさも感じる今までにあまりない雰囲気の楽曲だからです。あとはお客さんも一緒に声を出せるパートがあるのも推しポイントです!
Q : 「FUN! FUN! FUN!」のミュージックビデオではCGを使った幻想的な島が描かれていますが、もし理想の島を作れるとしたら、どんな場所になりますか?
宇井優良梨:そこら中の全てが食べものでできており、そこら中に猫と赤ちゃんがいる島になります。
Q : GENICの皆さんはそれぞれ異なる分野で活躍されていますが、グループ内ではどのような役割を担っていると思いますか?
西本茉生:リーダーという役割はあるのですが、先頭に立って引っ張る、ということではなく、他のメンバーがのびのびと活躍できるような環境づくりやサポートをすることを意識しています。
Q : 増子敦貴さん、雨宮翔さんはドラマ出演の経験をお持ちですが、その経験は音楽活動にどのような影響を与えましたか?
増子敦貴:表現の幅というものは影響すると思います。
歌詞への思い入れもかなり違うかなと思います。『愛してる』という歌詞があったとして、、その言葉について考えたり、深みが出るような影響を与えてくれています。
雨宮翔:お芝居や音楽は感情や言葉を届けるというところでいうと似ている部分が多いなと感じます!なので、音楽で培ったもの、逆にお芝居で得たものをお互いの表現力に還元出来ていると思うので、経験出来ることが本当に感謝だなと思います!
Q: GENICは「全員仲間、全員ライバル」という設定があるとお聞きしますが、どんな時にメンバーを「仲間」だと感じ、また、「ライバル」だと感じることはありますか?
西本茉生:僕個人的には常にメンバーは仲間だと思っています。
自分のスキルを追い求める上で他のメンバーを参考にしたり意識したりすることがあるという意味ではある種ライバルかもしれませんが、競うべき相手は外にいると思っています。
Q :武道館公演が間近に迫っていますが、今のお気持ちを教えてください。また、目指すステージや会場がありますか?
雨宮翔:正直まだ実感が無いんですけど、日本のアーティストなら一度は目指す日本武道館というステージに立てるっていう事だけでワクワクが止まらないです!!また今後は更なる規模の会場に立てるように、東京ドームを目指してさらに力をつけていきます!!
Q :将来的に海外公演を行うことになった場合、どんなパフォーマンスを届けたいと思いますか?
西澤呈:僕の夢は昔から変わってません。それはJOEこの名前を世界に広げる事です。この名前を背負って最高のパフォーマンスをするだけです。
最後に、メンバーたちが中国語で挨拶する可愛らしい動画をご覧ください!
映像提供:avex


